Excelを使ってデータを管理する。
ここでは、Excelを使ってデータ管理する方法について述べます。
そう言うと、「Excelでデータ管理はできない」とか、「Access使うべきだ」とかいう意見が出るのはわかりますが、あえてExcelを使います。
それは、「コスト」「ユーザーのスキル」「PCの環境」を考慮したためです。
あえてExcelを使う詳しい理由については、ここでは述べません。
では、さっそくExcelを使ってデータを管理してみます。
データを管理するには、項目名を横に並べ、データが1件追加されると、1行ずつ増えていくように管理することが基本です。
まずどんなデータを管理するのでしょうか?
ここでは、例として「名前」「住所」「メールアドレス」など管理するとします。
横に項目名が並んでいます。
項目名はどんなものでも構いません。管理したい項目をExcelシートを編集して変えて下さい。
入力フォームに反映されます。
入力フォーム?そんなのいるの?
管理する項目が多くなってくると、画面を横スクロールしなければ、全ての項目を同時に見ることはできません。
入力フォームがあれば、全ての項目を同時に表示でき、また、データを入力する際も入力しやすい点が便利です。
データが、1件、2件、3件…と増えていくと、1行、2行、3行…と増えていきます。
管理するデータの件数は、5000件~10000件くらいまでが適切です。
それ以上多い場合は、Excelの限界と言えるかも知れません。
ただ、件数が多すぎる場合は、「年毎に分ける」などの方法により、解決する場合も多くあります。
データ管理すると何が違う?
データを管理するとは、データを整理しておくことです。
データ管理を考えずに、毎回その場しのぎで、エクセルで表や請求書・見積書などを作るとどうなるのでしょうか。
その場合、その1枚(1ファイル)に関しては問題ありませんが、後で問題が起こります。
それは、過去のデータを探しにくいという問題やデータ集計しにくいという問題です。
データが整理されていれば、検索や集計をかんたんに行えます。
さらには、必要なデータだけをピックアップし資料や伝票を作成できます。
資料の例を挙げます。
例)出張予算見積書
例)見積り書
例)備品管理表
例)はがき
例)送り状
この他にもレイアウトはたくさんあります。
例)Excelのテンプレート
エクセル>新規作成>テンプレートを選択
気に入ったテンプレートが無ければ自分で作りましょう。
例)自作もの
このように 、データがきちんと管理されていれば、Excelでもデータを自由に取り出し、必要なデータだけを帳票に吐き出すことが出来ます。
とはいえ、周知の通りExcelには限界があります。(どんなツールでも限界はあると思いますが。出来る限り、限界を無くすには言語を使うしかないでしょう。)
しかし自分でやろうと思った時に、すぐにできそうな気がするからExcelを使うのです。
これは、Excelでデータ管理する場合の話です。
他のやり方が効率が良いのであれば、それを使って実現して下さい。
ここに、上記のようなデータ管理を行うに当たり、作業を省力化するツールをご紹介いたします。
「エクセルカードHARI」というツールです。
これを使えば、規模の小さいものであれば、データ管理を行えるでしょう。
自分がやりたい事を他人に伝えるのは大変です。
それには、時間と労力がかかります。
その時間と労力は、そのままコストに繋がります。
時間を掛けて、仕様を固めて開発コストが増えることは、好ましくありません。
やりたいことをExcelで実現できるといいですね。